面接に合格する為には

一口にITエンジニアと言っても、その種類は非常に多いのが現状です。システムエンジニアやネットワークエンジニアといったIT事業の主幹に近い立場で事業を推進するエンジニアの他にも、ハードウェアの設計・構築を行うエンジニアや、電子機器に組み込むソフトウェアの開発を行うエンジニアなどもあり、IT技術の進歩にともなって、その種類は現在も増加しています。

IT企業にエンジニアとして就職しようとする場合、まず自分に合った業務のエンジニアがどれなのかを明らかにする必要があります。真っ先に想起されるアプローチが、自分が自信を持っている技術を業務に活用出来るエンジニアを目指すというものです。しかし、実際に採用面接を受ける際、自分が自信を持っている技術について、それを身につけるに至った背景や、それを業務にどう活用するのかは尋ねられる一方、技術の高さを確認するような質問はあまりないようです。むしろ他分野への適応能力や、将来的にどのようなスキルを身につけようと考えているのかといった点が重視される場合があります。
従って、自分が志望するエンジニアの募集を探す際、募集を出している企業の全体的な事業内容や、将来的にどのようなキャリアパスが設定され得るのかという点まで把握した上で、面接の想定問答を構築する必要があります。

自信を持っている分野のみにしか関心を持っていないような状況では、面接を通る事は難しい可能性があるので注意しておきましょう。
また、技術に自信があったとしても、面接は誰しも緊張しやすいものです。実力をきちんと伝え、想定に沿った言動が出来るような、良い求人を逃さない為の面接への備えは万全にしておくべきでしょう。